TAMASAKA GARDEN

初老の小デブのダダ洩れする日々のつぶやき。つまみ細工もね。

次から次へと

大きい病気をするとまた新たな病気が見つかる事が多い

と聞いたことがある。

 

さぁ頑張ろう!って思ったのもつかの間

検診の時に胆石が見つかった。

 

胆石ってよく聞くし最近は薬で散らしたり

日帰りで手術出来るって聞いた事あったから

あまり深刻に受け止めてなかった。

 

放射線治療が終わったと同時に

主治医の先生から

乳がんの治療も一段落したので次は胆石を何とかしましょう」

と言われた。

 

聞けば手術が必要で入院は5日間もかかると

 

聞いてた話とちがーう!

 

消化器系の手術なのでそのくらいの日数は必要なんだとか。

 

最終的に手術をするかしないかは自分で決める訳だけど

実はずっとみぞおちあたりの痛みや不快感は感じていた。

痛みがあると不安は募る。

 

「もしかして再発?転移?」がん患者なら必ず陥る負のスパイラル

 

その不安を少しでも取り除けるならと手術をする決意をした。

 

1年の間に2度も手術をするとは思わなかったけど。

 

手術は成功

胆石は胆嚢ごと取り除いた。

胆石は2個だったけど胆嚢が既に炎症を起こしていて

いつ発作が起きてもおかしくなかったと。

発作が起きて細菌が体中に回ったら命に係わるんだとか。

 

胆石と言えど軽く考えてはいけない。

 

胆石の手術をしたのが2021年4月

すっかり傷は落ち着いたけど

またしても問題が・・・

胆石の手術も体の右側、また右側なんだな~

手術をするとどうしてもその手術付近の身体の感覚が鈍くなる

そして痺れもまた増してしまう。

 

この記事を書いてるのは2022年1月

手術直後に比べたらだいぶマシにはなったけど

感覚の麻痺や痺れは多分一生続くのかも知れない。

 

でもつまめない訳じゃない。

自分のペースでつまめればいいじゃん。

出来る範囲でペースで

まだ生かされているんだから

 

2022年になりましたね。

新年明けましておめでとうございます。

もうすっかり通常営業ですけどね。

乳がんの治療が一段落してからその後のお話。

 

 

もう術前の時と同じ体には戻れない。

つまみ細工も前と同じつまむペースでは腕がもたない。

 

でもね、つまめなくなった訳じゃないんです。

自分のペースでならつまめるし

元々がんがん販売していた訳ではないし

つまみで生活していた訳でもない。

 

ただ販売の場所を縮小しました。

委託販売をしていた東京のお店は乳がんとわかってから撤退しました。

インスタで私の作品を見て声をかけて頂いた縁で委託販売させて頂いて

とても素敵なお店だったんですけどね。

新作を作るペースが滞ってしまうしお店にも迷惑をかけそうだったので。

 

ネット販売のミンネとクリーマ

今はクリーマのみで販売は続けています。

後はたまにインスタから依頼があればって感じ。

 

クリーマも基本オーダーは受け付けてはいません。

自分のペースで作品を作り完成したらインスタで紹介して

クリーマで販売する感じです。

 

ただし余裕がある時はオーダーも受けてはいます。

オーダーは受けていないと言いつつそれでもお声をかけて下さるって事は

それだけ自分の作品が必要とされてるって事だし

それはとても嬉しい事ですしね。

 

クリーマを再開した時、

「再開されるのを待っていたんですよ」

「お店がお休みの時に作品を見つけてもっと早く気が付いていればと思っていたので再販とても嬉しいです」

そんなコメントと一緒にお買い上げ頂いて。

 

めちゃくちゃ嬉しかったです。(T_T)

こんな私の作品を待っていてくれた方がいるんだと。

つまみ細工やめちゃおうかなって思った時期もあったけど

またつまめるようになって本当に良かったって今は思ってます。

頑張ろう!

 

 

 

 

手術そして治療へ

手術は3時間の予定のところ5時間かかった。

どうやら私の体形(漏斗胸)が問題だったようだ。

手術後の回診の時に執刀医に「大変でしたよ~」って言われてしまった。

 

手術から目が覚めて生きている事

娘が側にいる事が何より嬉しかった。

 

手術自体は成功、見える悪い物は全て取り除いたと。

そして手術から2週間後すべての検査の結果が出揃った。

 

ホルモン受容体の乳がん

炎症性ではなかったのでステージは2b

ただし早期の段階で転移する可能性が高い細胞を持ち合わせているらしい。

その為今後の治療はフルコースになった。

 

手術2ヶ月後から

抗がん剤を半年⇒放射線治療⇒ホルモン治療5~10年

 

2020年の8月から抗がん剤が始まり

抗がん剤が終わったのが2021年の1月

 

そこから放射線治療をほぼ毎日25日間

 

そして3月に放射線治療も終わり

今はホルモン治療の為に毎日薬を飲んでいる。

 

勿論抗がん剤はそれなりに辛かったです。

脱毛もしたし色んな副作用にも悩まされた。

抗がん剤の副作用は個人差もあるけどこの辛さはやはり

経験者にしかわからないと思う。たとえ家族でも。

ここはつまみ細工がメインのブログなのであまり詳しくは書かないけどね。

 

私は右利きです。

右乳房を全摘&リンパ節も切除しているのでその時点で

右胸~右手の感覚が麻痺しています。

術後に比べたらマシにはなったけど痺れはずっとです。

抗がん剤も手足の痺れが出るものだったので

抗がん剤中はつまみ細工はほとんど出来なかった。

(やる気がなかったってのもある)

 

そして今飲んでいるホルモン治療の薬は

更年期障害のような症状が出るもの。

手足のこわばりや関節の痛みなど。

これをこの先10年は飲まなければならない。

 

リンパ節も取ったので浮腫予備軍でもある。

リンパ浮腫・・・リンパ節切除によりリンパ液の流れが悪くなり

発症すると手足が浮腫んでしまう事。発症したら完治は難しい。

 

すでに今の時点で少しでも右手を酷使するとすぐにだるくなってしまう。

その事を先生に言ったら

今日は無理したなとかだるいなと感じたら次の日は

右手を休ませて下さいねと言われている。

 

すっかり無理できない体になってしまった。

 

なんで右胸だったんだろうとか左利きだったら良かったのに

ってつくづく思う今日この頃です。

 

 

       

 

 

 

 

 

そして検査の結果

検査の結果の連絡がくるまでの1週間のまた長い事

 

旦那にも話はした。

旦那はまだ確定したわけじゃないんだろって言うけど

今までの経緯や先生とのやり取りから

ほぼ乳がんで間違いないだろうと思っていた。

 

乳がんに間違いないとは思っているけど

もしかしたら何かの間違いなんて事はないだろうかと

ほんの少しの望みも捨てる事が出来ない自分もいる。

 

そして検査の結果が出たとの連絡を受けて直ぐに病院へ

 

「やはり乳がんでした」

 

先生から乳がん確定を貰ってしまった。

でもこの時はすでに覚悟は出来ていたので涙は出なかった。

 

この病院では手術は行っていないので

別の病院に行って手術や治療を行う事になる。

すぐに次の病院の予約を入れてくれた。3日後。はやっ。

 

3日後新たな病院へ

再びすべての検査をし直して診察

 

手術の日程も3週間後となりあれよあれよと事が運ぶ。

あまりの早い展開に心がついていけていない自分がいる。

 

この頃は乳がんについて調べる事を止めていた。

ただただ不安になるから。

ずっと頭の中に「死」と言うイメージがあって

何をしてても頭から離れない。

食べ物の味がしない。

TVなどで「がん」と言うワードが出てくると心がざわついた。

がん保険のCMもまともに見られなかった。

 

手術の説明も受けたけど正直言ってあまり覚えていない。

覚えているのは

「手術をして細胞を生検しないとはっきりとはまだわからないけど

炎症性の乳がんの可能性があってそうであった場合はステージ3になる」

と言われた事。

 

ステージ3・・・

 

がんのステージは0~4まで そのうちの3かも知れないと。

 

不安の中手術の日はやって来た。

 

 

 

 

 

乳がん確定までの検査

自分の右胸にしこりを見つけ頭は真っ白、目の前は真っ暗

 

次の日にすぐに病院の予約

けれども予約が取れたのは1週間後

この1週間がなんと長い事よ。まさに地獄の1週間。

ネットで調べれば調べるほど乳がん要素が

グレーからますますブラックに近い色になっていく。

 

そして病院へ 女医の先生です。

自分でしこりを見つけた事を告げると直ぐに触診

 

「あ~ありますね。ここに。このまま超音波しちゃいましょう」

 

と言われてベットで超音波検診

右胸全体としこりのある辺りをカチカチと撮影

そして脇下辺りさしかかった時、先生の顔の表情が変わる。

その辺りを再び撮影

 

もうね。悪い予感しかしません。

 

その後マンモグラフィも撮影し先生の診断

 

「あけてぃーぬさん、夕方また病院に来られますか?

今日中に細胞を取って調べた方がいいと思います」

 

言われるまま夕方再び病院、針生検

その後の問診

 

「この取った細胞を○○大学病院に送って詳しく調べて貰います

結果は1週間ほどかかりますので結果が出次第連絡します」

 

怖くて聞けないけど聞かなければいけない。

聞きたくも言いたくもないけど

 

「先生、もう私乳がんって確定ですか?

しかもすでにリンパ節に転移してるって事・・です・・よ・・ね?

 

そこまで言ったら勝手に涙が出てきた。

 

「まだ生検が終わってないのではっきりとした事は言えないですけど

リンパ節に2個ほど腫れている部分がありました。

生検で悪性腫瘍だった場合はリンパ節に転移してる事になるので

初期ではないです・・・

でもね、乳がんは今は治る病気なんですよ。

検査の結果が出たらまたこの先どうするか一緒に考えましょう」

 

病院を出たら外は真っ暗

この先自分はどうなるんだろう。

先の見えない不安がどっと押し寄せる。

家で待っている娘には何て言おう。

 

こんな泣き顔は見せられない。

涙が引くまで遠回りして家に帰ろう。

 

 

 

お久しぶりです(;^_^A

生きてます。

若干死にそうになってましたけど(^^;)

 

このブログを書くのは一年半ぶりくらいでしょうか?

この間に良い事も悪い事も色々色々ありまして・・・

 

まずは悪い事

去年の5月に乳がんが発覚しました。

経緯としてはInstagramでやりとりさせてもらっているフォロワーさんが

ご自分が乳がんである事をカミングアウトされたのです。

 

それを見てその方にコメントをしながら

 

「あれ?自分いつから乳がん検診行ってなかったっけ?」

 

って思ったんです。

 

実は10年以上前に一度乳がん検診で左胸が引っかかった事があり

その時は石灰化しているものの良性だったんです。

でも医者からはいつ悪い物になるかわからないから

検診は定期的に受けて下さいねって言われていたんです。

 

最初は1年に1回の検診。数年後は2年に1回の検診をしていました。

そして東京から地方に引っ越すことになり引っ越す前の年にも

検診はしていたんですが・・・

 

地方に引っ越してその慌ただしさや環境の変化、家族間のごたごたがあり

自分の検診の事をすっかり忘れていたんです。

多分私はがん家系ではないとの思いもあって気が緩んでいたんだと思います。

 

最後に検診を受けてから4年が経過してました。

 

その日の入浴中、セルフチェックをしたところ

右乳房にしこりがあるのがわかったんです。

 

「うそでしょ!!」

 

その時の狼狽ぶりは今でも覚えてます。

早々にお風呂から上がりパソコンで乳がんの症状を調べる

調べれば調べるほど自分に当てはまって目の前が真っ暗になりました。

そんなただならぬ気配を感じたのか娘が静観してこちらを見ていました。

 

そこから怒涛の1年が始まります。

続きはまた後日・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまみ細工の多肉で可愛い寄せ植え

       もっと本物みたいな寄せ植えを作りたい!

最初に作った多肉植物の寄せ植えブローチがご購入頂けた事に自信を持ち、もっと色んな種類の多肉ちゃんを作って寄せ植えにしたいなと思いました。            

本物の多肉ちゃんを寄せ植えするみたいに!(^-^)

 

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土台は本物っぽくこげ茶色のフェルトを敷いてその上につまみ細工で作った多肉ちゃんをバランスよく配置して隙間に珊瑚のかけらや小さな石、小さなガラスを貼り付けました。キラキラ光るクリスタルも添えて♪

 

そして出来たのがコレ!

多肉植物の寄せ植えブローチ(2wayクリップピン)

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チワワエンシス・エレガンス・星乙女・碧瑠璃らんぽう玉・黄金マンネンソウ・火祭り

をモチーフに

 

「リアルだけど可愛く!」

を考えて試行錯誤して作った愛すべき作品!

 

そしてこの作品はつまみ細普及協会様が主催している「日本つまみ細工コンテスト」にセレクトもして頂きました!

そのコンテストには以前も他の作品で選んで頂いた事があるのですがその時よりも嬉しかったです。(T_T) 

何よりコメント下さった方のお言葉が励みになり自分の作った多肉ちゃんが認めてもらえたんだと大きな励みになった事は言うまでもありません!

 

そしてそのおかげでインスタのフォロワーさんが増えてハンドメイドやつまみ細工のお仲間さんとも知り合えて自分の世界が少しだけど広がっていったのです。

 

そんなきっかけを作ってくれたこちらの多肉植物の寄せ植えブローチはすでにお嫁に行ってます。お嫁先で可愛がってもらっていたらいいんだけどな~